２０２３年１月２４日、黒田小学校の６年生、５年生、４年生を対象にスマートフォン、インターネット依存症の発症予防の一助になることを目的として専門家も招いて講演会を開催しました。
講師からは、子供達のスマホ、タブレット端末、ゲーム機の所持率が上がるにつれて、スマホ・ネット依存症に陥る子供が増えている現状の話がありました。加えて、ここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大のため、外出の自粛、授業のオンライン化が進み、家にいる時間が増えたことによりスマホやネットを使用する時間が増加する傾向にあることやスマホやネットを過度に使用していると、使用をしたい衝動や誘惑を抑えることができないコントロール障害を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがわかりやすく説明されました。具体的な支障としては、夜更かし、起床困難、生活習慣の乱れにより学校の成績低下や欠席などがあるそうです。また、ネットゲームの課金に歯止めがかからなくなり、親のクレジットカードを無断で使用するなどの問題も起こっているとのことです。
それらの対策として、依存症はいったん重症化すると治療が大変になることが多いため、発症を予防することの重要性が強調されていました。そのためには、早期の予防が必須であり、子供達がスマホ、ネットを使い始めるタイミングで家庭内での使用のルールを決めることが大切とのことです。これからの教育にはデジタルをクリエイティブに活用することは必要ですが、同時に、予防も重要でテレビ→タブレット→スマホのように段階的に使用させていくことも方法の一つだそうです。
富士宮ライオンズクラブでは薬物使用防止にも積極的に活動しており、若年層にも使用が広まっている現状を踏まえ、依存症の一つでもあることから今回、薬物使用防止の講演も行いました。これからも我々は、子供達の明るく健やかな育成に向けた活動に注力していきます。